虹はね、

なんでも置き場

本サイトはプロモーションが含まれています。詳しくはこちら

ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat. アランメンケン【2023/8/17】

ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat. アランメンケンを観に、東京国際フォーラムホールAへ行ってまいりました。

そういえばディズニー系のコンサートってあんまりドデカポスターとかで写真撮る場所ないよね

2019、2020には行かず、2022年からチケットを持っていて1年越しの鑑賞。
さらにディズニーのコンサートもかなり久しぶりでドキドキ。
TDS20周年コンサートもいかなかったし、TDL35周年コンサートぶりかな…?5年ぶり。

かなり後ろの方の席で、配席見たとき「2階席…にじゅうなんとか…えっっっ」ってなって東京国際フォーラムホールAの大きさにびっくりした。
たしかに遠かったんだけど、エネルギーは凄かった。
座席に人がいっぱいいる分、お客さんの熱も感じやすくて楽しかった。

忘れないうちに感想を。
これ以降激しくネタバレを含みます。ご注意ください

act 1

1幕はアラン・メンケン氏の弾き語りで進むコンサート。
ソロコンサートのミニバージョンとのこと。 過剰な演出もなく、弾き語りとトーク(ハリー杉山さんの通訳とともに)だけで進んでいく。

1曲目は、アラジンのPlince Ali
ご本人もおっしゃっていた通り、幕開けを飾るにふさわしい華やかな曲。
ハワード・アシュマンの病室で作られたというのだから皮肉なものである。

そこからは、ブロードウェイの作品だけでなく、オフブロードウェイ、アニメーション映画、実写映画とジャンルを問わず、氏の名曲の数々がだいたい時系列で披露された。

Prince Aliに続く2曲目となったLittle Shop of Horrorsのメドレーはおそらく今回のコンサートで唯一の非ディズニー楽曲。 この作品は私は知らなかったのだけれど、この作品のヒットがハワード・アシュマンとアラン・メンケンがディズニーでリトル・マーメイドの製作に呼ばれたきっかけらしい。(とWikipediaには書いてあった)
日本でもクリエなどで何度も上演されているらしい。

そこからリトルマーメイド、美女と野獣と、ハワード・アシュマンとの名曲が続き、そこからNewsiesを挟んで、アラジンのFriend Like Me
つづく、A Whole New Worldはティム・ライスとの作品になる。

MCでともに仕事をした作詞家のことにかなりトークで触れていたのが印象的だった。

たしかに以前からアラン・メンケン氏の楽曲はともに仕事をした作詞家の影響をかなり受けていると感じていて、アラン・メンケン氏は作詞家ごとに曲の雰囲気も変わるようなカメレオン作曲家だなと思っていた。
劇団四季のミュージカル版 美女と野獣を観たときは日本語でみているはずなのに、アシュマン作詞かライス作詞かがよくわかるなあと感じたくらい。

今回1幕で演奏した楽曲を作詞家(一部は共作者)ごとにまとめてみると、歌詞を読まなくても、作詞家ごとに特徴がなんかあると感じるくらい。

★ハワード・アシュマン

Little Shop of Horrors, Suddenly Seymour, Mean Green Mother From Outer Space (Little Shop of Horrors)
Part of Your World, Kiss The Girl, Poor Unfortunate Souls, Under the Sea(リトル・マーメイド)
Belle, Gaston, Be Our Guest, Beauty and The Beast美女と野獣
Plince Ali, Friend Like Me, Proud Of Your Boy(アラジン)

ティム・ライス

A Whole New World(アラジン)
If I Can't Love Her(ミュージカル版 美女と野獣
How Does A Moment Last Forever(実写映画版 美女と野獣)

★スティーブン・シュワルツ

Colors Of The Wind(ポカホンタス
Out There(ノートルダムの鐘)
Happy Little Working Song, That's How You Know?(魔法にかけられて

★グレン・スレイター

When Will My Life Begin?, Mother Knows Best, I See The Light(塔の上のラプンツェル
Raise Your Voice(シスター・アクト)

★デイビット・ジッペル

Zero To Hero, Go The Distance(ヘラクレス

★ジャック・フェルドマン

King Of New York(ニュージーズ)

★ベンジ・パセックとジャスティン・ポール

Speechless(実写版 アラジン)

★リン=マニュエル・ミラン

For the First Time(実写版 リトル・マーメイド)

作詞者とのエピソードのトークもさることながら、Friend Like MeとかBe Our Guestとかは実際に映画内で歌ったキャラクター(それぞれジーニー、ルミエール)らしさもでていて、作曲家と歌ったキャラクターという関係が、作曲家と声優の関係にとどまらなかったんじゃないかと想像がついた。

アランメンケン氏のコンサートでありながら、彼とともに仕事をした人たちのコンサートにもなっていて趣深い。

act 2

たっぷりとアランメンケン楽曲を堪能した1幕のあと、休憩をはさみ、2幕はブロードウェイのスターたちによるエンターテイメント!

ブロードウェイからやってきたのは、以下の5名

たった5人、されどパワフルな5人。
アンサンブルの役割もこなし、生オーケストラを背景に圧巻のパフォーマンスを魅せてくる。
5人とも個性がばらばらで、だからこそできる表現の幅が広くて1時間ちょっとあっという間だったけど、いろいろなものが観られたなと満足度が高かった。

とくにマイケル・ジェームズ・スコットのパワフルな歌声とジョシュ・ストリックランドの高音域の組み合わせがいろんな表現の幅を出していて面白いなあと思った。


ブロードウェイで出演している作品・役の楽曲、そうでない楽曲、
日本で上演されているミュージカル作品、そうでない作品、
私自身が観たことがある作品、そうでない作品…

いろいろな楽曲があり、魅せかたも、会場の雰囲気、受け止める私の感覚もそれぞれ違って、おもしろい。

ちなみに、今回のコンサートで登場した作品で、私が観たことある作品、そうでない作品はこんな感じだった。

作品名 みたことあるか メモ
美女と野獣 日舞浜で!
King David × 日本未上演
ライオン・キング × アニメーション映画版は観ていますが…。
アイーダ × 日本ではかつて劇団四季が上演していたが最近はやってない…?
ターザン × 日本未上演。アニメーション映画版は観ていますが…。
メリー・ポピンズ 感想記事はこちら→【メリー・ポピンズ 感想】どんなことでもできる - 虹はね、
リトル・マーメイド × アニメーション映画版は観ていますが…。
ノートルダムの鐘
ニュージー × 映画も含めて観ていません。日本では先日、京本大我主演で上演
アナと雪の女王
アラジン × アニメーション映画版は観ていますが…。

ライオンキング、アラジンはいつか観ようと思っているんだけどなかなかいけていないという。
ただ、今回コンサートを観て、チケットとろう!という想いが高まったので近々行きます。(宣言)


幕開けのBe Our Guest(「美女と野獣」より)は幕開けにピッタリな華やかな曲で、今週5回目*1だったけどやっぱりいい曲。

メリー・ポピンズSupercalifragilisticexpialidociousはオリジナルキャストのアシュリー・ブラウンが本当に歌っていて、私も日本版で見ていて、さらに映画版のことは大好きで、特別な1曲になった。

ニュージーズの途中から京本大我さんが登場。
そこからはニュージーズ以外の曲も含めてずっと舞台に出ずっぱりでした。

そして、マイケル・ジェームズ・スコットのFriend Like Me
とにかくエネルギーに満ち溢れていて、圧巻のパフォーマンスで、これをするためだけに来日したんじゃないかと疑うレベルだった。もちろんほかのパフォーマンスも素晴らしかったが。
これまで生きてて、これを観れてよかったと思うパフォーマンスに、幸運なことにいくつか立ち会わせることが出来ているけれど、これもその一つになった。

さいごに

ディズニーってとっくにアニメーション映画だけじゃない、総合エンターテイメント企業になっていて、ミュージカル(舞台)もそのひとつ。
私にとってのディズニーは、アニメーション映画とパークが大きいけれど、ミュージカルもかなり大きいものになっているんだなと改めて実感した。

にしてもいつかブロードウェイやウェストエンドに行ってミュージカル三昧したい。

spica-mic.hatenablog.jp

spica-mic.hatenablog.jp

spica-mic.hatenablog.jp

*1:その週に東京ディズニーランドに行っており、美女と野獣 魔法ものがたり、ミッキーのマジカルミュージックワールド、ミッキーのフィルハーマジックそして1幕のアランメンケン氏の弾き語りで計4回聴いていた