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【メリー・ポピンズ 感想】どんなことでもできる

メリー・ポピンズ大阪初日おめでとうございます!

先のGWまでの東京公演で玲奈メリーとはまめぐメリーどちらも観たくてチケットをとった。
結論からいうとどちらも最高だった。

もともと1964年のディズニー映画が大好きな私。
初演の時は観ようと思ってたのに結局観なかったので、ミュージカル版の鑑賞は今回の再演がはじめて。

さっそく感想に行きますが、いつも通りおもいっきりネタバレを含むのでご注意ください。

キャスト

この度の再演で観られたキャストは以下の通り。

配役 1回目 2回目
メリー・ポピンズ 笹本玲奈 濱田めぐみ
バート 大貫勇輔 大貫勇輔
ジョージ・バンクス 駒田 一 山路和弘
ウィニフレッド・バンクス 知念里奈 知念里奈
バードウーマン/ミス・アンドリュー 島田歌穂 島田歌穂
ブーム提督/頭取 コング桑田 ブラザートム
ミセス・ブリル 久保田磨希 久保田磨希
ロバートソン・アイ 石川新太 内藤大希
ジェーン・バンクス 大廣アンナ 深町ようこ
マイケル・バンクス 中込佑協 髙橋 輝

ほんとは小野田バートも観たかったんですがうまく都合がつかず。

そして1回目はキャスト一覧のボード撮ってるけれど、2回目はそもそも撮るのを忘れるというポカ。

玲奈メリーは、とにかくかわいくて、歌もダンスも軽やかなところも素晴らしい。
どこか浮世離れしていて、冷たさのようなものもあるのに優しさもあって、わたしの中のメリーの解釈にかなり近かった。

はまめぐメリーはとにかく巧い。まず、歌がべらぼうに上手い。
そして役作りがとっても丁寧で説得力がある。
特に印象的だったのがミス・アンドリューとの対決シーンで、とにかく強い。

2回ともミス・アンドリュー*1島田歌穂さんの回だったんだけど、めぐさんのほうが相性がいいのか、対決シーン(?)のバチバチ感にしびれた。
濱田めぐみさんもいつかミス・アンドリューも演じるのかなとふと思ったりもした。長く作品に携わっていて欲しい。

そして大貫バートはなんといっても彼と他の人で重力のかかり方が違うのか…?と思わせるような身体能力。
お茶目でかわいくて大好き。
はまめぐメリーと玲奈メリーとで相手が変わると関係性も変わるようでそこも面白かった。

小野田バートも観たかったな…。

そのまま舞台にはならない

1964年の映画版を観ていて、そのまま舞台でハッピーなミュージカルにできそうだと思っていた。

華やかでキャッチーで耳に残る名曲たち、彩り豊かな場面、ダンス、時空が自由な感じ…。
そして時間も休憩なしで2時間ちょいの映画なので曲足したり、歌詞つけたりしなくてもうまくいくかな、と。

でもいざ舞台で見てみたら、映画をそのまま舞台になるわけはなかった。
冷静に考えてみたら当たり前だよね。

代表的なのが、2次元のアニメーションと3次元の実写の融合。
映像と舞台を組み合わせることはできるし、実際に本作含め様々な舞台やっているけど、映画のアニメーションの中に、という感じはなかなか出せないだろう。

映画そのままでは舞台としては難しい部分をうまく昇華して、舞台ならではのワクワクを盛り込んでいるところがよかった!

特にスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!
(言いたかっただけ。以降スパカリと表記)

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス

映画と異なり、舞台版ではJolly Holidayおよびバートの絵の中に入っていくシーンとは独立している。

映画版ではアニメーションとの融合やいろいろなキャラクターが印象的なこの曲だけど、舞台では舞台ならではの人数の圧や文字をかたどった振り付けが印象的に仕上がってて素敵だった。

あの振付じぶんでもやってみたくなる。

やっぱり歌って踊るのが最高

この作品はなんといっても、名曲の数々と華やかなダンスによる圧巻のステージが魅力的。

先述したスパカリは、振り付けが印象的なだけでなく、舞台の色どりも鮮やかで、登場している人数も多く、華やかで心躍る楽しいシーン。

そして特に大好きなのが、Step in timeのシーン。

踊ろう、調子よく

踊ろう、調子よく

バートを中心にアンサンブルの方たちも出そろってとにかく踊り狂い、跳ね回る。
舞台をみなぎるエネルギーが莫大すぎる。

たくさんの人が舞台上にいて、気持ちというエネルギーをコーラスやダンスなどに乗せて発散しているシーンが大好きなので、特にこの2つのシーンが、観ててとにかくパワーをもらえて幸せになれて大好き。

最高のラストシーン

楽しいシーンを積み重ねて、最後は「どんなことでもできる~~」で締めて、メリーがフライングで飛んでいく。

「どんなことでもできる~~~」って歌が好き。
どんなこともできる可能性は0ではない。だからもう自分の居場所でしっかり立って、自分なりに考えて行動して、頑張って楽しい気持ちを輝かせながら生きるしかないんだよな、と妙に現実も織り交ぜながら、でもハッピーな曲なおかげで幸せな気持ちで聞いていた。

なんだってできる

なんだってできる

そして一番最後、メリー役のおふたりともフライングしているときの微笑みがもはや神々しくてグッとくるものがあった。
しかもこれまでずっと舞台という離れた場所にいたメリーが、ラストになって初めてかなり近くまで近づくという副次効果付き。

さいごに

主演の濱田めぐみさん笹本玲奈さんをはじめとしたプリンシパルの皆さん、そして舞台を華やかに支えてくれたアンサンブルの皆さん、そして舞台を作り上げて下さったスタッフの皆さん、とても最高でした!

こんなご時世で東京公演は一部欠けてしまったけれど、大阪公演は無事に完走しますように。

*1:バードウーマンとの2役