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【スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 感想】スター・ウォーズはやっぱり愛の物語

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
日米同時公開から1週間ほど遅れてやっと観た。

EP8にあたる最後のジェダイを観たあと、「いやこれどうやって後映画一本で終わるねん」という気持ちになり、
予告編が出たらどゆこと?ふぁっふぁっ???となり公開を楽しみにしていた今作

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気合入れてIMAXレーザー3Dで観に行って、その後2日間ぐらいカイロレン(というよりベンソロ)のことしかまったく考えられなくなってしまったので、その気持ちの勢いのままいろいろ書かせていただきます。

正直まだ1回観ただけなので記憶あやふやなところも多いけれども。

この先は、スカイウォーカーの夜明けやその他スターウォーズシリーズのネタバレ含みます。ご注意ください。


まず、一つ。
私はそれほど熱心なSWファンではない

東京ディズニーランドが好きで、スターツアーズにはしょっちゅう乗っていてドロイドとかは親しみがあったけれども、ずっと映画を観たことがなかった。

けれどもディズニー傘下に入り、グッズを見かけることも増え、Ep7にあたるフォースの覚醒が公開されて、「ディズニーだし、有名作品だしとりあえず1回くらいは見ておいた方がいいのでは」というあまりにも安易な気持ちから、Ep4, 5, 6, 1, 2, 3と、春休みだったか夏休みだったかに一気見をするという無茶ぶりをかました。
そしてフォースの覚醒をふくめてテレビの放送なんかで時々見て、ローグワン、最後のジェダイは劇場に足を運んだ。

正直話がちゃんと理解できたかとか、シーン全部覚えているかといわれると自信はない

…というわけで、私はSWみたことはあるけど決してファンとは言えない、という立場で、スカイウォーカーの夜明けをみて思ったことを書きなぐるので、ファンの皆さんごめんなさい。どうかよろしくお願いします。

ツッコミどころはあるが

いやはやーーーーー、おわらせたーーーーーー!
すっきりーーーーーーーー!


確かにツッコミどころはめちゃめちゃあるのよ。

レイ結局パルパティーンの血縁なのかよ!
最後のジェダイで親はろくでもなしで酒代のためにレイ売った話は嘘だったんかい!
血統的にサラブレッドだったけど親は忙しく孤独を感じていたベンソロと、何者でもなく孤独に生きてきたレイがいい対比になってたじゃんって思ってたのにー!

とか、

てかパルパティーン強すぎて何でもありやんけーーーーー!
いやじゃあこれ今回も死んでないんじゃね???

とか。


でも前作終了時点で謎が多すぎたので、まあ急ぎ足になるのもしょうがないかな、と。
パルパティーンの強さは今更説明するまでもないから便利だし。

ただ時間のなさにしてはいらなくね?みたいなシーン多かったような…。
新キャラ新ドロイドも掘り下げる時間ないままに出てきたり、チューイ死にました→いえ死んでませんでしたとか、3-CPO記憶失います→R2が戻しますとか、尺足りてないのにそこで苦悩する必要あった?とか。

でも勢いよく話が進んでいったのは間違いない。
予告に使いたくなるような見せ場もいっぱいあった。

劇場を出るときには音楽効果もあってうおーーーーーおわったあーーーーっていうすっきり感もあってよかった。よくまとまった。ねえ。

なんていうか時間内に収められるテーマってそんなないよねっていうのはアナ雪2でも思ったんだけど、最近のディズニーってそんな傾向にあるよね。

すんげえレイロ、いやベンレイ

今作なんといってもめちゃめちゃレイロ*1、いやもといベンレイがすごかった…。

めちゃめちゃ余談だけど、レイロ(Reylo)って言い方、とても良くできてると思うけど、レイ×カイロって感じがして、いや掛け算の順番が解釈違いだな…、ってなる。

今作開始前まで

フォースの覚醒のお姫様抱っこなどで「レイロ!レイロ!」といっていたファンはいたが、正直おたく特有の妄想力だろ…と思っていた節があった。
だって腐女子同じスクリーンに写ったらカップリングしてるんだもん

ただ、フォースで繋がりだしたあたりから「ん?親密になってるな?」って感じはしたし、焚き木のおててふれあいは、えっなんかやばいぞやばいぞって感じがしたし、

スノーク殺しの共闘後カイロレンが手を差し伸べて「Please...」というシーンは
愛の告白にしか見えなかった

何だろうアダム氏*2の表情が切なげで捨てられた子犬みたいだったからだと思うんだけど、付き合ってくださいって言ってるようにしか見えなかった…。かわいいレイちゃんに振られてさぞつらかろう…って同情の気持ちが芽生えた。

でも公式に恋愛感情を抱いてる設定は公言されていなかったし、私の思い込みかなー、ヲタク脳だから信用できないしなあとは思っていた。
キスもI love you. もないし。

ずっとレイのこと考えてる最高指導者

今作では、カイロ・レンはずーっとレイのことを考えている
正確に言うと、自らの手生かしたまま連れてくることばかり考えている。


本編が始まって、いきなりパルパティーンにレイ殺しを命じられるが、了承したふりこそするものの、内心は殺す気はない模様。
一緒にパルパティーン倒そうとのことらしいが、いや殺したくないだけだろ…って思った。
カイロレンから、まったく銀河を支配したい欲望だとか、レイを利用してやろうというゲスさが感じられないんだよな…。

ていうか、最高指導者様なんだから連れてくるのは部下に任せたらいいのに(かつての皇帝やスノークのように)自分で前線に行きすぎて、執着心やべえとなる。

めちゃめちゃフォースで交流する

ふたりをフォースでつなげておったのはワシじゃひゃっひゃなどと言っていたスノークは死んだが、今作でも二人はフォースを通じて何度か交流する。

レイ→カイロレンの敵意は若干感じられるものの、カイロレン→レイは挑発こそするものの「仲間になってくれ」という懇願しか感じられなくて、なんというかカイロレンはレイのこと大好きなんだなっていうのを察してしまう。
さすがに、レイに「しつこい!」って怒られたのは笑ってしまったが。

レイのネックレスをフォース越しにぶちぃって引きちぎって奪ったのは妙に色っぽかった。
んで、そのあと部下にネックレスの分析をさせてレイの居場所特定させるの、妙なストーカー思考すぎて笑ってしまった。

あと、レイがカイロレンの部屋にいるとき、またしも繋がってしまいセイバーバトルまでして、かのダースベイダーのマスクの乗った台を破壊してしまうんだけど、それに対してカイロレンが「あっそこにいるのか」みたいな反応なのがじわじわ来た。
女の子に勝手に自分の部屋に入られたあげく、宝物がめちゃめちゃになっても怒らなかったお前なんなの…それが愛なの…?
そして部下に「女はおれの部屋にいる」って指示してるのは妙齢の未婚男性のセリフじゃなさすぎる!笑

そしてフォースで繋がりまくりなのに、いまさら大事なことは直接言う派なのか、今行くから待ってろ!みたいなのも愛の告白でもするつもりかな???って感じで意味わからなかった。
意味わからないのは私の脳みそなんだけどね。

エンドアでの直接対決

あのエンドアです。ジェダイの帰還で最後に同盟軍が帝国軍を破ったエンドアですってよ旦那。
私にとっては旧スタツアの目的地の予定だったはずの惑星のイメージのほうが強い

Ep6ジェダイの帰還での最後の戦いの場所になった第2デススターで、暗黒面に堕ちた幻影を見てしまい怯えたレイのもとににゅっと現れるカイロレン。
まじいつでも出てくるなお前。
しかも今回はフォースボンドではなく実物の模様。

暗黒面に触れて「母(レイア)のもとに帰れなくなっただろ。俺と一緒だ」といってるカイロレンがなんか嬉しそうなのがツボる。
俺と仲間!きゃっきゃ!一緒に生きていこう!みたいななんかを感じた。なんだこれ。

あとパルパティーンのもとへ行くのに必要なコンパスを壊して「皇帝のところいきたいなら俺と行くしかない」みたいなことを言ってたのも、少女漫画によくでてくる主人公のことが好きな俺様相手役じゃん…、ああ…となってしまった。

ライトセイバー

結局レイのライトセーバーが出てしまい、1on1の戦いに。

いろいろあって、最終的には隙をついてレイがカイロレンの腹を刺す→事情を察知する→フォースで治す。(フォースそんな力あったのか)

このときにレイが「カイロレンじゃなくてベンの手を取りたかった…(涙)」って言ってたのはあかん
好きな娘にこんなこと言われたらカイロレンはライトサイドに帰還してしまうぞ。

…とおもったら、レイが去ったあと、記憶の中(?)のパパ*3との対話を経て、ライトセーバー捨ててベン・ソロに戻っていた…。やはりな…。(めでたい)

パパと息子のトークの部分は、まさかハリソンフォード出てくると思ってなくて心の準備が出来てなくてドキドキしたのと、パパジェダイじゃないのにこんな気軽に出てきてええんか?死んだ意味とは?ハリーポッターか?っていう気持ちとのせめぎ合いで葛藤してた。
まあライトサイドに戻る理由が、ママに呼びかけられたのと、レイに「カイロレンよりベンのほうがが好き♡」って言われた(※言われてない)からだと示しがつかないので、素直にパパが出てくれたのを喜ぶ方針でいこうと思う。

王子様、駆けつける

ライトサイドに帰還したベン・ソロはただただかっこよかった。

パルパティーンと対決しているレイのもとへ駆けつけた、ベン・ソロ、
ほんとうに、ユニクロの王子
ユニクロで買ったのか???ってくらいシンプルな服を着て、ブラスター持って駆けつけているのは、新鮮さもプラスされてかっこよかった…

通り道を阻むかつての部下相手に苦戦するんだけど、レイからのフォースによるライトセーバーパスによって形勢逆転し、ばっさばっさと敵をなぎ倒して、レイのもとへ駆けつけるの、眠れる森の美女のフィリップ王子かな????

ライトセーバーパスが鮮やかすぎたのと、最後のジェダイの共闘シーンを思い出して興奮がやばかった…なんだこれ…
まだ皇帝と戦ってないんですが。

しかもパルパティーンから「おまえらのフォースは2人でひとつ」みたいなお墨付きいただいく。なんて日だ!
(観客としてはどうせ勝つのはレイだろっていう謎の自信はあるので、はらはらしつつも余裕がある)

そしてラストシーン

パルパティーン戦でベンはぶっ飛ばされるが、レイはパルパティーンを倒すが、レイも力尽きて倒れ、絶望的な空気感になったところで、
壁をよじ登ってくるベンの手!!!!!!!
カメラワークやアダム氏のごつごつした手含めて最高…。 まあベタすぎるけど。

そして足を引きずりながら、レイのもとへ歩み寄り、大事そうに抱えあげる王子…。
その足でよくぞ上まで這い上がってきたな…って思うだけで感無量。

この時のレイというかデイジーリドリーさんの死に顔がガチすぎてわたしは怯んでしまったがベンは怯まず、レイをふと見つめて、おなかに手を当ててフォースを送る。

ああこれ少女漫画だったらキスでエナジー送ってるけど、まあ今までそこまで露骨に恋愛設定出してる感じでもなかったしそりゃないかとか思っていたら

キスでエナジーを送って生き返らせる少女漫画これだな

ほんとにキスした。きゃーーーーーーー!!!!!

目を覚ましたレイがぱあっと輝く笑顔を向けて「ベン」と名前を呼び、 ちゅって突撃して、それをきゅって抱きしめて受け入れるベン氏…マジなんなの…ベン死…。

そしてベンのアダムドライバースマイルですべてを許した。
なにそのはにかみ笑顔。そんな嬉しいか。いや嬉しいよな…。まじでストーキングしてたもんな…。
その笑顔保存させてください…。公式様画像をするっと流出させて…保存しかしないから…転載とかしないから…。

なんか映画全編を通して、ベン→レイはしつこいぐらい感じていたけど、レイ→ベンは恋愛って感じでもないなあと思ってたので、レイからキスしに行ったのはめちゃめちゃびっくりした。
いやベンからいったらやや犯罪っぽくなってたと思うけど。

けれどもそんな幸せもつかの間、フォースを送りきったベンは倒れ、フォースと一体化してしまう。

なんていうか、命の価値ベンソロ/カイロレン<レイなのかなってちょっとへこんだんだけど、冷静に後から考えると、カイロレンがベンソロとして生還しても今までの悪事は無かったことにはならないから、受け入れてもらうための描写が必要だけれども、そんな時間はないなっていうのはあると思う。

個人的にはレイがレジスタンスに帰るとき残されたベンの服を回収したのか気になるんだけど、そういった描写はなかった。
ジェダイの帰還でルークがベーダ―の火葬を行ったみたいになんかしらあると良かったのにな。 
作品通してオマージュだらけだったけどそこはなかったのはちょっと残念だな…。

ベンソロに謝らせてください

なんかベンソロ様めちゃめちゃ王子さまでした…。(放心)

いや冷静に考えて、アナキンの孫ハン・ソロの息子という女性キラーな血で、さらにパドメの高貴かつ美な血が混ざり、母親レイア姫の育ちの良さという遺伝子的には最高のものをもってるんだよね。
忘れてたんだけど。

フォースの覚醒では、マスクを脱いだシーンでうーんなんか残念だなあと思い、
最後のジェダイでは上裸を見せつけられるも筋肉はあるけどなんかビミョーだなあと思い、
本当に申し訳ありませんでした。

そこで今作でのかっこよさ、王子様っぷりにときめきが止まらなかった、、、かっこよかった…
女はね、ギャップに弱いの(言い訳)

伝えたかったこととは

シークエル*4もこれまでのSWと違わず愛の物語だったなって。

血統的にサラブレッドだが、両親は忙しく孤独を感じていたベン
両親に売られガラクタ漁りとしてひとりいきていたレイ
対照的だが、孤独という面で一致していた二人が心を通わせ、フォースにバランスをもたらす物語。

思えばアナキンがダークサイドに堕ちたのは、母の死や妻の死の予言もだけれども、掟を破って結婚したゆえに、これを誰にも相談できず孤立したためシスに縋りつかざるを得なかったから。(だと私は考えている)

けれども最期にライトサイドに帰還できたのは、息子ルークが父のライトサイドを信じたから。
同じようにレイ、ハン、レイアもベンのライトサイドの心を信じて、結果的にベンもライトサイドに帰還できた。

孤独は人をダークサイドに堕とし、そこから救うのは愛なのだと

さらに、ベンはアナキンが為しえなかった"愛するものを死から救う"ことにまで成功する。
パルパティーンがシスではないと無理とアナキンには言ったけれども、ベンは「レイと一緒にいたい」という執着ではなく、「自分の命を差し出してでもただただ救いたい」無償の愛でレイを救ったんだなあと思うと、力の源って執着や野心だけじゃなくて、ジェダイの心にもあるんだなと思わずにはいられない。

…にしてもパドメを救うために闇堕ちするアナキン、レイアが妹とは知らず「綺麗な人だ…」と助けに行くことを決心するルーク、そしてレイを殺さないため必死にストーキングするベン、
スカイウォーカーの男、女に対してちょろすぎる。笑

さいごに

とまだ1回しか観てない&SW素人ですがいろいろ言わせてもらいました。

2回目行くかは迷っているんだけど、どちらかというと大画面で見たいというよりは家のテレビで「今のシーンもう一回!」とかいって巻き戻したりしながらマイペースにみたいんだよなあ…。
円盤発売を待つことになるかもしれない。

ただ筋書きがわかったうえでもう一度早くみたい!って気持ちはすごくあるので映画安い日とか狙ってふと行ってるかも。

*1:レイ&カイロレンのカップリング

*2:カイロ・レン/ベン・ソロの中の人

*3:ハン・ソロ

*4:エピソード7~9