カメラを買ってしばらくは望遠域はきっとレンズの望遠ズームでけっこう満足していた。
けれどもやっぱりハーバーショーで物足りなさがあり、シグマの100-400mmのレンズを購入した。
そこから数年、何度かパークにも持って行きショーやパレード中心に撮影して、このレンズのことが少しずつ分かってきたので、撮影例も交えながらパーク撮影との相性中心にレビューしてみる。
sigma 100-400 F5-6.3 DG OS HSM
sigmaのContemporaryシリーズの1本
シグマ SA マウントのほか、キヤノン EF マウントとニコン F マウントのタイプが発売されている。
100-400mmの超望遠レンズながら1,160gの比較的小型軽量性を実現しているレンズ。
「ライトバズーカ」と銘打ち、小型軽量ボディと最高のパフォーマンスを両立し、さらに手ブレ補正機構搭載もついているので望遠でも使いやすい。
使用ボディについて
ボディはCanonのKiss X7iまたは90Dを使用している。
どちらもAPS-Cセンサーを採用しているので、フルサイズカメラと比べると1.6倍ズームされた形となる。そのため最大400mmの望遠側はフルサイズ換算で640mm相当となり、かなり寄れる。
携帯性について
ライト・バズーカという異名の通り、この焦点距離にしては軽い(ライト)だが、普通に重い(バズーカ)。
フィルター径φ67mm、重さ1,160g
まさに1Lの水の入ったペットボトルぐらいのサイズ感である。
決して荷物にならないわけではないが、特に鍛えていない会社員女性でもまあ1日もって遊べるぐらいの携帯性。
そしてさらにポイントなのが、東京ディズニーリゾートでは三脚の利用が禁止されているので、手持ちで撮らなければならないこと。
90Dとこのレンズの組み合わせが、私にとって扱えるギリギリの重さな気がする。
同一の焦点距離で純正かつ高級なEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは三脚座を除いて約1,570gとのことだが、私の腕力では手持ち撮影がおそらく耐えられないとおもう。
もっと望遠が欲しくても、同じくsigmaから出ていて似たようなコンセプトの150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryは1,930gだそうなのでこちらは確実に腕力が足りずにギブアップする…。
描写力・機能面について
F5-6.3という暗さ
この望遠域で軽量化をめざしているからか、F5-6.3とさすがに暗めのレンズとなっている。
昼の屋外のショーやパレードであればあまり問題にならないと個人的には思う。
さすがに夜間や屋内のショーで使うにはやはり少し物足りないかも。
ただ、ちゃんと手振れ補正は効くので夜でも撮れないということはない。
安心して思い切って望遠側も使える。頼もしい。
AF性能
爆速とかそういうこともないのだが、ショーやパレードを撮る上で不満もそこまでない。
純正の望遠レンズはキットレンズでカメラをはじめてかったときに合わせて手に入れたEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMしか使ったことがないが、AF性能が感覚的にわかるほどの違いはない。
パークでいろいろ撮ってみた
ショーやパレードを中心に撮ってみた。
ハーバーショー
もともとハーバーショーに持っているレンズの物足りなさを感じ本レンズを購入したこともあり、やはりハーバーショーでは大活躍してくれた。
400mm(35mm換算640mm) リドアイルにて
が、最近はグリーティング形式ばかりで上陸しないし、船がハーバーの真ん中あたりに停止する時間が長いので遠い!
400mm(35mm換算640mm) ピアッツァ・トポリーノにて
ピアッツァ・トポリーノ最前でMAXズーム400mm(35mm換算640mm)トリミングなし*1でこのサイズ感である。
重すぎるオペラグラスとしてこれはこれでありなのだがなんかもっと欲しいくらいで恐ろしい笑
そしてナイトショーのビリーヴは前方はほとんどバケパだったりDPAエリアなので、無料で待てば見れる席はそれなりに後ろになる。
ポンテべッキオのほぼリドアイルの裏ぐらいを確保した時、なるべくこちら寄りまで近づいてくれたキャラクターの写真は400mm(35mm換算640mm)でトリミングなしでこれぐらい。
まあしっかりキャラたちは撮るのには便利。
さすがにあまり明るくないレンズなのでナイトショーはやはり弱いのだけれど、しっかり光さえ当たっていればある程度はちゃんと取れている(と私は思う)
ナイトショーなので顔の明るさにむらがあるとまあまあ怖く撮れるけれど。
パレード
これまでパレードではキットレンズの250mm(35 mm換算400 mm)で十分だと思っていた。
でもここ最近はパレードルートの埋まりもはやく、スプーキーBoo!パレードに至ってはしっかり地蔵しないと5列目以内でイベントのパレードを見るのはほぼ不可能となった。ここ数年コロナ禍でやっていなかったパレードがやっと復活し、しかもシーズンもののパレードが1日1回のみ(しかも東京ディズニーシーのハーバーショーはグリーティングのみ)という状況になったからだろうか。
その結果、このレンズが謎の活躍を見せるようになった。
もはや撮れるオペラグラスみたいな使い方になっている。
キャラクターを撮りたいならこれはこれでアリ。
2023年のハロウィーンのとある10月の土曜日、1時間待ちでもここまで寄れる。
何列目かは忘れるくらい後ろだった。笑
パートナーズ像より若干前くらいだったかな。
さいごに
以上、パークでシグマの100-400(sigma 100-400 F5-6.3 DG OS HSM)を使ってみた感想でした。
他のレンズもパークで使ってみた感想書いているのでどうぞ!
*1:ブログ掲載用にサイズ変更はしているがトリミングは無し