いきなり結論からいうと「EF-S24mm F2.8 STMは東京ディズニーリゾートでも使いやすい」
このレンズは薄く軽く安い単焦点レンズで、レビューもネット上にいっぱいあがっているけれども、東京ディズニーリゾートでの撮影に限ったレビューはあんまり見かけなかったので、パークでの撮影だけに注目して、こういうのに便利!こういうところはちょっと力不足かも…みたいなことをまとめてみた。
ちなみに私はおそらくこのレンズを(休園前まで)月2, 3回はパークに持ち込んで写真撮ってたよ…HAHAHA
ちなみに2年ほど前にもこのレンズのレビューを書いてる。
が、この記事以上にパークで使うことに限定してレビューする。
EF-S24mm F2.8 STMとは
EF-S24mm F2.8 STM:レンズ交換式カメラ・レンズ|個人|キヤノン
とにかく薄くて軽いのが特徴のレンズ。
パンケーキレンズ、と呼ばれていたりもする。パンケーキというよりエッグベネディクトっぽいけど
けっこう定番
パークで撮影したくてカメラを買う人って、とりあえずまずはCanon, Nikon, PentaxあたりのAPS-C機にキットレンズが便利ズーム*1をくっつけて撮るところから始まると思う。
いきなりフルサイズに大三元!って人がいてももちろんいいんだけど金銭的に非現実的かなって。
でそれでしばらく楽しく撮ってると「単焦点はいいぞ」みたいなうわさが聞こえて気になってくる。笑
私はCanonユーザーでほかのメーカーのことはよくわかんないのだけど、Canonのカメラを使っている場合、
・レンズにしては安い
・焦点距離がグリなどにちょうどいい
・純正
という理由でこのレンズが候補にあがってくるんじゃないだろうか。
私は価格的にも焦点距離的にもちょうどいいかなと思って買った。
そして実際パークでもグリしてる人を中心によく見かける。
(人のレンズをガン見しているわけじゃないが、明らかに薄いのでパッと見ただけでわかる)
パークで使いやすい理由
画角がちょうどいい
KissなどのAPS-C機に24 mmという焦点距離はパークで使うのにちょうどいい。
「TDRで撮影するのに向いている焦点距離は?」という記事を書いてても思ったが、キャラクターグリーティング、フォトスポット、テーブルフォトなどいろんな場面でこの焦点距離がちょうどいい。
歩いて近づいて取れるものはだいたい撮りやすいんじゃないかな?って思うぐらい。
小さくて軽い
このレンズの最大の特徴の軽さとコンパクトさはもちろんパークでも大活躍!
ただでさえ荷物が多くなって重くなりがちなインのときにこのコンパクトさと軽さはありがたい。
あと荷物の重さを度外視して望遠ズームなど重いレンズや、魚眼など癖のあるレンズをメインに考えたときでも、プラスでこのレンズを持っていくのはあんまり荷物にもならないから、手元のものを撮る用にちょっと持っていくのにけっこう便利。
それとkissなど軽いボディにつけると片手撮影も余裕なので、左手で被写体持って右手でカメラを持って、っていう撮影も余裕なのは地味に便利。
こういう構図の写真がスマホよりうんとキレイに撮れる。(当たり前だけど)
背景が遠ければけっこう綺麗にボケるし。
最短撮影距離が短い
このレンズ、マクロレンズではないが最短撮影距離が0.16mなので結構寄れる。
レンズの先からだったら10 cmぐらいまで近づいても大丈夫なぐらい。
マクロって程じゃないけど、こういう寄った写真も撮れる。
ディズニー感は無くなるけれど。
周りの人の迷惑にならない態勢でお願いします。
USMである必要はそんなにない
このレンズは価格を抑えるためか(?)オートフォーカス(AF)のモーターががUSMではなくSTM。
CanonのUSMはいろいろ種類があってレンズの特性によって使い分けられているので、必ずしもSTM<USMっていうわけでもないが、STMは高いレンズにはついてないので、STMが採用されているこのレンズはAF爆速!みたいな感動はない。
ただショーやパレード以外でそんな機敏に動くものは撮らないので大丈夫だと思う…。
なんならジーコジーコ鳴るレンズでもグリーティングや景色は撮れるぐらいだし。
課題があるとしたら
ここまでわりと褒めちぎったので難点を無理やり2つ。
でもこの小型さと低価格を思えばしょうがないってレベルだけど。
単焦点にしては暗い
F2.8、確かに単焦点だとF1.8, 1.4がごろごろあるからそれと比べると確かに暗いなあと感じる。
ただズームレンズでF2.8はいわゆる大三元みたいな鬼高いレンズばかりなのでそう考えるとF2.8はそこまで暗くはないと思っている。
少なくともキットレンズよりは間違いなく明るい!
というかキャラ撮るのにF2.8はピント合わせるのが超シビアなのでどっちにしろ若干絞ることにはなると思う。
(私は晴れた日の屋外だったらF4~8ぐらいまで絞って使ってる)
ただF1.4のレンズのF2.8で撮った写真になかなかF2.8のレンズの開放で撮った写真では勝てないのもまた事実。
軽量化・高コスパのためにしょうがないなという割り切りの気持ちが必要かも。
手振れ補正がない
開放でF2.8なのはそこまで問題視してないんだけれども手振れ補正がついてないのはちょっぴり残念だなと思ってる。
パークでは三脚が使えないので手持ちでとることになる。
APS-C機に焦点距離24 mmのレンズを使うなら、シャッタースピードは1/40よりははやくしたいところ。
夜景やミートミッキーなど暗い室内だとちょっときついかな…。
私はミートミッキーでは動揺するのか1/40ではブレるので1/100ぐらいは必要だからやっぱり手振れ補正欲しいなあ…。
まあこのサイズで手振れ補正つけろというのは無茶なので、重いレンズを買うかストロボを使いこなせという話なんだけど。
最後に
超綺麗な写真が撮れるかといわれたら何とも言えないけど、このサイズ感と使い勝手、さらにこの値段は大好き。間違いない。
一眼レフのレンズって何撮るかイメージしてから買うのが大事だと思うけれど、パークで使うのにはかなり使いやすいのでは?
キットレンズの次のレンズとして、大型のレンズのお供にもう1個持っていくレンズとして、おすすめ!