やっっっっと、アナ雪2観に行けました!!!
いやあ2週間くらいかな、長かった…
まだ1回吹き替えで観ただけなんですがとりあえず思ったことまとめていきます。
ネタバレを含むのでご注意ください
音楽が良い
まずネタバレにならないところから。
めっちゃめっちゃミュージカルだった!
いきなり歌、歌で畳みかけてくる。
そして後半になっても勢いは尽きず、ここぞという時は音楽でキメる。
しかもその音楽がいわゆるディズニーソングというよりはコテコテのミュージカルソングで、ブロードウェイ狙ってる????って感じ。(褒めてる)
とりあえず映画館でて、一番に最初に「Wi-FiつながったらSpotifyでサントラダウンロードしとこ」*1って思ったぐらい。
やっっっっっとアナ雪2みれたのですが、映画館出てまずやってることはspotifyでサントラダウンロードしてる
— すぴ🎄🎅 (@spica_mic) December 9, 2019
とりあえず1回観た今の段階だと
・オラフのWhen I Am Older
・エルサのShow Yourself
が気に入ってるのだけど、なんか聴きこんだらまた気持ちも変わる気もする。
映像が美
あとネタバレにならない範囲でもう一つ。
映像美、すごい
描き込みの細かさもさることながら、なによりも質感の表現がえぐい。
なんというかリアリティーとデフォルメのバランスが神。
例えば水の精霊とか水なのに力強さもある。
このバランス感よ。
前作も雪の表現えげつないなと思ってたけどこの5年ぐらいでかなり進化してるのがよくわかった。
あと、"エルサ〜精霊のすがた〜"が美すぎて美だった。
衣装もだし、顔もどことなく儚さというか美が増した…。美です。
今まではCGは手描きアニメーションの代わり、みたいな印象だったけど、今作では別の新しい表現法として昇華されていたと思う…。
正直ラプンツェルとかは手描きアニメーションでもよかったんじゃないかと思うけれども、アナ雪はCGじゃないとダメだなって思う。えぐい
今回、そこまで大きくないシアターで見たんだけど、もっと大きな映画館で観たいなって思った。
もっと迫りくる大画面でじろっじろみたかった。
前作観てる前提すぎる
絵本で読んだ、とかじゃなくて前作映画を観てた方が圧倒的に面白い(と思う。前作を観ずに今作を観た、という経験をしたわけじゃないので推測といえば推測だけど)。
一応ストーリーは爆速でオラフが一人芝居で振り返ってくれるけど、あのシーンも前作観てて知ってる人が見たほうが面白いと思う。
なんといっても何曲か前作の曲を引っ張っていて、リプライズ的な感動もあった…。
クリストフのReindeer(s) Are Better Than People出てきたのもずるかったし、なんといってもVuelieがあそこで出てきたのは反則…。
Vuelieサントラにない!?と焦ったら、Iduna's Scarfって名前でデラックス版には入ってた…良かった…。
曲だけに限らず、 氷の記憶というか回想シーンで前作のシーンも山盛りで、前作からのファンにはたまらん…。
それと家族勢揃いシーンがあるのもたまらない。
エルサアナの幼少期がかわいすぎて愛しさが止まらない。
そして前作では両親は死んだあとはほぼ回想もされないので、今作ではこうやって姉妹愛だけでない家族愛もきちんと描かれて良かったなあ。
エンドロールの後に、マシュマロウとスノーギース大量にでてくるのも、Fever!好きには嬉しすぎる。
あと前作のエンドロール後もマシュマロウだったのを思い出して少し感傷的になってしまった。
ギャグシーンのはずなのに。
クリストフ!クリストフ!
家族の思い出を見たとき、あまりにもクリストフの扱いが不憫すぎて泣けたのだけど、
今回は見せ場あった!よかった!!!!
丸一曲歌い上げるLost in the Woodsは長すぎるだのクリストフのPVだのいろんな意見があるようだけど、でも空気扱いじゃなくて、迷惑なやつじゃなくてちゃんと一緒に冒険に出てくれてよかった。
この映画にとって、姉妹愛がとにかく大事なんだけど、アナにとっては異性愛もすごく大事だと思うので…!
そして危機一髪アナをスヴェンに抱え上げたシーンがかっこよすぎて震えた…らぶ…。
クリストフはかっこいいんだぞ!!!!!!
あと何回か見たい
肝心のストーリーなんだけど、正直1回観ただけじゃハラオチしてない部分が多い。
多くのディズニー映画はストーリーがシンプルでふわっと見てても話がつかめるがこの映画はそうではない。
そこまで長くない尺にいろんなテーマをぶち込んでいて正直収まりきっていないからだ。
ヴィランズも特におらず、強いて言えば主人公の祖父だから過去のあやまちにけりをつける話ととらえることもできる。
自然と文明の共存のありかたを探る物語ととらえることもできる。
本来は出会うはずのなかった二人(アグナルとイドゥナ)の愛の物語ととらえることもできるだろう。
アナ雪2はディズニー版もののけ姫という人も見かけるけれど、そのもののけ姫はかなり自然と文明の向き合い方を真摯に描いていて、過去の過ちだとか家族愛姉妹愛だとかは描いていないのだから、アナ雪2の消化不良もやむを得ないといえばやむを得ないのかも?
しかも、作中でふんだんに歌が盛り込まれているが、そもそも歌は感情を表すのには優れてるけど、ストーリーを乗せるのにはあまり向いていないのである。
さらに、こういう尺が短い映画の秘儀「長老的なポジションの人に解説させる」を使わずに、主人公自ら気づく、みたいなスタイルをとっているので、時間の都合上説明不足で、唐突感も否めない。
だから受け身に与えられるだけでなく、こちらから能動的に理解しに行く必要がある。
読解力や理解力がそれほどあるわけじゃないから、何度も繰り返し摂取して、どこかでしっくりくるといいなあ。
パンフレットを読んだ限り、かなり北欧の神話や伝説、民話などに影響を与えられているようなので、これを知ってたらまた思うことも変わるのかなと思う。
ちょっぴりでも勉強して、またもう一度今度は字幕で鑑賞したいなあ。
*1:電車移動中とかに通信料食わずに聞きまくるためにはダウンロードが重要