待望の続編!ズートピア2やっと観に行って来れた。
観たかったものがそのままスクリーンを縦横無尽にかけてぬけていく、爽快で楽しい時間だった。
ここからはネタバレを含みますのでご注意を

作品概要
日本では2025年12月5日に劇場公開となったディズニー最新作
(本国アメリカは同年11月26日)
イントロダクション
“もふもふなのに深い”と社会現象を巻き起こしたディズニー映画『ズートピア』の最新作。動物たちが人間のように暮らす夢の都市“ズートピア”に突如現れたヘビをきっかけに、その誕生に隠された巨大な謎が動き出す。頑張り屋なウサギの警察官・ジュディと皮肉屋なキツネの相棒・ニック―正反対なふたりの絆が試される。
予告編動画
特設サイト
いつまであるかわからないけど特設サイトが非常に凝っているのでアクセスできる限りぜひ! yz-zootopia2.disney.co.jp
会いたいみんなが、ちゃんと活躍する続編
続編となると、どうしてもお祭り的に前作に登場したキャラクターが再登場することはあっても、あまり話の本筋に絡んでこなくて客寄せパンダっぽい雑な扱いを受けたり、
あるいは一部のキャラクターだけが登場して、自分が見たかったキャラクターは登場しなくてさみしくなったりすることが多い。
前作『ズートピア』には、主役級じゃなくても強烈に印象に残るキャラクターがたくさん登場しただけに期待いっぱい、不安もいっぱいだったが続編である今作ははとにかく会いたいみんなにいっぱい会えた。
しかも物語にちゃんと絡んでくる形で。
ZPD(ズートピア警察署 Zootopia Police Department)のメンバーは変わらない。
ボゴ署長は変わらず頼りになるジュディ(と今作からはニックも)の上司だ。
同僚で受付やってるクラウハウザーも変わらずゆるーーいかんじで元気そう!
また前作では、とにかく遅い動きでジュディを困らせ、そして観客を笑わせた、ナマケモノのフラッシュも登場。
前作のラストシーンで発覚した意外な一面の「車の運転では“スピード狂”」としてニックに協力する。
スピードは発揮してニックを救ったけど、やっぱり話すのが遅すぎて困惑もさせていた。笑
前作のヴィランズで逮捕までされたベルウェザー前副市長も再登場。
アナ雪続編のハンスのような雑な扱いじゃなくてちゃんと牢獄の中で登場!そしてちゃっかり脱獄!
ちゃんと落ちも持って行っていた。逆に立派じゃ。
そして、裏社会のトガリネズミのミスター・ビッグに、その娘で相変わらずジュディ大好きなフルーフルーも登場。
ジュディとニックのコンビには手を差し伸べるけどなかなかあくどいことやってますがな。
こうした再登場がどれも、そのキャラらしさをきちんと発揮しながら物語を前に進めているのがいい。 懐かしさだけに頼らず、「今のズートピアで彼らがどう動くか」を見せてくれるから、お祭り騒ぎで終わらず、ちゃんと面白い。
続編として期待以上の仕上がり!
絆を超えるクソデカ感情
ズートピアといえばその舞台設定の緻密さやストーリーの面白さもだが、主人公2人の絶妙な関係性にもたくさんのファンがいる。
二次創作では恋愛パートナーとして描かれることも多い2人で、続編の制作が発表されてから、どのようにこの2人の関係が進んでいくのか注目された。
前作『ズートピア』で、ジュディとニックは正式なバディになり、事件を乗り越え、信頼を築き、「もう完成された関係」に見えていたが、今作で描かれる二人は、なぜか少し噛み合っておらず、どこか空回りしていた。 その結果、上司であるボゴ署長からパートナーシップ改善のセミナーを勧められてしまうのだから、なかなかの事態だ。
でも、なんだかんだちゃんと矢印がお互いに向いてそうなところが良いのよね。
そして物語の中盤以降、ニックがジュディに向いたクソデカ感情をついに観客にセリフとして発出される。
わたしが予想していたよりもはるかに大きくて、依存性もあるような大きな感情だ。
尊い。でも、かなり重い。
そしてニックは、言わなきゃいけないギリギリのところで、ちゃんと本人(ジュディ)に伝える。
言葉にしないと気持ちって全然伝わらないから。
(言葉にしにくいってことは自分でもイマイチ輪郭が作れてないこともおおいので、当然相手にはもっと伝わらない。)
ただ、ここまで大きな気持ちを向けられたら、普通はびっくりするか、身構えるか、ちょっと距離を取ってしまいそうなものなのに、ジュディはそうではなかった。
逃げない。
大げさにも受け止めず、でも軽く扱うわけでもない。
「そういうものだよね」と言わんばかりに、当たり前のように、その思いをきちんと処理して受け取る。
ここまで来ると、恋愛かどうかなんて枠で語るのはもう野暮だと思う。
ただひたすらデカい感情である。
For ever ニクジュディ...
どこから観ても成立する、ズートピアという世界
ここまでかなり前作ファン目線で語ってきたけれど、ズートピア2の強さは、そこに依存しないところにもある。
ストーリーで観ても、ギャグで楽しんでも、映像の豊かさで楽しんでもいい。
私は改めて、この作品の懐の広さを感じた。
その根幹はズートピアは設定がとにかくよく練られているところにあるとおもう。
それぞれの動物たちの特徴やそれに対する人間たちの目線が、実際に人間社会で起こっている事象と絶妙なところでリンクしていて、突飛な世界だけど私たちの現実の延長にある。
だから、個性豊かな動物たちがそれぞれの価値観で好き勝手に動いても、不思議と「しっくりこない瞬間」がない。
この世界なら、こう動くよねと自然に思えるぐらいしっかりと作り込まれているから、観ている側も迷わず入り込める。
それは今作でもしっかり踏襲されているし、そこに爬虫類の物語やズートピアの始まりの物語が挿入されてくることで深みが増した。
だから、どんなにギャグが差し込まれていても素直に笑えるし、シンプルに物語を追って観てもちゃんと面白いのだ。
さいごに
ギャグも多くて、正直ずっと笑っていたし、「前回と違って敵が分かりやすくて良かった!」だったか、ちょっとメタっぽい発言が出たと思ったら、それが秒で覆されるスピード感も心地いい。
この裏切り展開自体は、正直ある程度予想はしていた。
最近のディズニー作品では、ヴィランが最初から分かりやすく提示されないことも多いからだ。
それでも、展開の運び方はやっぱりうまい。
知っているはずなのに、ちゃんと引っかかってしまう。
前作ファンとして観ても楽しいし、ディズニーファンとしてみても楽しいけど、そうでなくても一本のエンタメ作品としてちゃんと成立している。 だからこそ、ズートピア2は強い。