香港ディズニーランドに行った話、第2弾。
海外となるとやっぱり気になるのが言葉の事情
特に日本語以外があまり話せないとなるとドキドキしちゃうもの。
わたしも行く前は、ゆーてなんとかなるでしょ、と思いつつ、中国語は全くわからない(ニーハオとシェイシェイくらいしかわからないレベル)うえに、英語にも苦手意識がありちょっとドキドキしてた。
今回は、言語編と称して、香港ディズニーランドで使われている言語や、便利だったフレーズなどをご紹介する。
香港の言語について
香港の公用語は?
香港の公用語は法で「中文」と「英文」と定められているそう。
イギリスの統治開始から長く英語のみが公用語とされていたが、1974年に中国語も公用語であると認められた。
1997年の中華人民共和国への返還後も引き続き英語も公用語と定められている。
中国語は方言によって全然発音が違うといわれていて、香港では母語は広東語のひとが多数なのだが、法律で定められた公用語の「中文」が広東語なのか普通話*1なのかは特に記載がないそうだ。
実際に使われている言語は?
実際には話し言葉は広東語がメイン、書き言葉はいわゆる標準中国語ベースで文字は繁体字だ。
中華人民共和国への返還後は、人の出入りも増え教育も変わり、普通話も浸透してきているみたい。
とはいえ、私は中国語が分からず、道路標識や案内板などを見て簡体字ではなく繁体字であることぐらいしかわからなかったので、あまり実感することはなかったけれど。
そして歴史的な経緯や公用語にもなっていることから、英語も結構通じる。
ただ母語は広東語のかたが多く、あくまで英語は第二、第三言語であるようだ。
今回ローカルなところには行かず空港とディズニーにしか行かなかったので、香港の中でさらに英語が通じやすいエリアにしかいなかったと思われるけど、ネイティブっぽく流暢な英語を話している方はあまり多くなかった。
こちらに合わせてくれた可能性もあるが。
なお観光地含め、日本語はほとんど通じないかと思われる。
同行者含めた日本人と会話するのを除いて、日本語で会話する機会はほぼなかったし、観光地でも特に案内板に日本語は書いてなかった。
香港ディズニーランドで使われている言葉
基本は中国語/英語の両方
基本的にはパークやホテルでも中国語と英語が両方使われていて、案内板などは必ず漢字と英語の併記だった。
とにかく表示については併記で徹底していた印象がある。
漢字も英語も単語レベルだとなんとなく意味がつかめるので片方しか記載がないこと無意識にスルーしたこともあったかもしれないので、すべて併記だったとは言い切れないが。
日本だとデザインの都合で、基本的な単語や固有名詞だと英語だけのことも多いので、中国語を併記しているところに文化や歴史の違いを感じてなかなか面白かった。
たとえばトイレの男女標識も、Men/男 Women/女って書いてあった。
日本だとマークとmen/womenやgentlemen/ladiesなどの英語表記のみで日本語がない場合も多い。
それに日本語で男/女と簡潔にかいてることはまず無く、男性化粧室/女性化粧室みたいな表記が多いからなかなか新鮮で面白い。
東京ディズニーシーに至っては、イタリア語やスペイン語表記だけの所あるからね…。雰囲気出したいのはわかるけど読んで意味がわかるゲストってそれほど多くないでしょ。
英語圏のゲストは少なさそう(なんなら東京より少なさそう)だが、広東語オンリーのところはほぼなかったはず。
共通して、前後のアナウンスは中国語と英語どちらも使用していて、ディズニーソングは英語版ばかりだったと思う。
私が体験したアトラクション・ショーで覚えている範囲だとこんなかんじ。
- ジャングル・リバー・クルーズ:広東語と北京語と英語を順番に話すマシンガンスタイル*2
- イッツ・ア・スモールワールド:色んな国の言葉で歌う(そういうアトラクションなので)
- フローズン・エバー・アフター:英語(歌が中心)
- ミスティック・マナー:英語(中国語聞き逃したかも)
- レッツゲットウィキッド:英語
- モーメンタス!:英語(歌が中心)
※広東語と普通話の違いがわからないので中国語と記載してます
キャストさんに日本語は通じる?
原則、キャストに日本語は通じない。
数少ない日本語が通じるキャストさんの胸元のタグの下には「日本語」と記載されたペナントのようなものが下がっている。
日本語ネイティブ並みというわけではないので、敬意は話し方や声のトーンで伝えるスタイルにしてシンプルな日本語で話すことを心がけよう。
キャラクターグリーティングは日本人が多いのか、日本語と掲示してなくても、日本語で案内しているキャストさんもいたが、日本語を話せるというよりは、あまりにもゲストが日本人が多いので対応できるようになっちゃった!みたいな感じである。
プロってすごい。
よく使ったフレーズ
日本語が通じない場面が多かったので、よく使ったフレーズをランキング形式で並べてみた。
ちなみに英語にはあまり自信がないので、あまり話す英語の言語情報だけで伝えないようにしている。
お支払い方法は?と聞かれたら、クレジットカードで払いますと口で答えながらカードも見せるとか、ホテルでルームナンバー聞かれたらルームキーのケースに記載を見せるとか。
外国人観光客ですアピールが強すぎるし、マナーが良いとは言えないんだけど、向こうも私のビミョーな英語を聞かされるよりはましでしょう…
1位:Thank you
もはや説明不要だけどとにかくダントツに使った!
発した英語のほとんどはThank you!っていうかレベルで使った。
キャストさんに何か教えてもらったとき、持ってきてもらったとき、レジ打ってもらったとき、Have a nice day!などと声かけてもらったときなどなど、使用シーンは説明しきれない。
こんにちはとありがとうぐらいは現地語が使えたほうがほんとは良いとは思っていたものの、中国語はイントネーションが大事で難易度が高いのと、それまで英語で会話していて切り替えるのちょっとできなかったというのもアリ…
広東語では普通話などで使われる謝謝ではなく、シチュエーションにあわせて、多謝(ドーゼー)と唔該(ン・ゴイ)を使い分けるそう。
観光でよく使うのは唔該かなあ。
次行くときは練習していく!
2位:One shot OK?
もはや文章ではないがよく使った。
香港ディズニーランドでは、東京のようにひとグループ1枚の制約はなく、当たり前のようにキャストさんもいろんなポーズで撮らせてくれる。
グループ全員と一人ずつキャラで撮らせてくれるのが通常で、これに加えてチェキで撮らせてほしいとかワンショットも撮らせてとかお願いしている人も多い。
というわけでツーショなどを撮ったあとにワンショット撮りたい時に使って、キャラがポーズ決めてくれた。
日本ではキャラクターの単体写真のことをワンショットって言うけど、英語では無く和製英語かと思っていたが、香港ではふつうにワンショットっていうみたい。
〇〇(キャラ名)のひとりの写真を撮らせてくださいって言うよりも、ワンショットって言ったほうがしっくりくるみたいだった。
でも帰国して調べてみたら、ピン写真をone-shotとはやはり言わないよね。
日本人が多いからかもしれない。
英語「one-shot」の意味・読み方・表現 | Weblio英和辞書
ちなみに超余談だが私は東京ではワンショ撮らせてとはあまり言わずに、〇〇(キャラ名)のかわいいorかっこいい写真撮らせてくださいってお願いすることが多い。
3位:credit card / card / credit
お支払いの時毎回出てくるワード。
クレジットカードは英語でもcredit cardだが、お支払いの場ではcardでもcreditでも通じるだろう。
なので使い分けは気分で!笑
券面を見せながらたどたどしくやると、外国人観光客アピールにもなって良し(良いのか?)
ちなみに空港もパークもホテルもほとんどカードで支払いOKで、基本全てクレカで支払い、現金で払ったのはタクシーのみだった。
4位:Could I have~?
やっとそれっぽいのがでてきた笑
〜もらえますか?〜くださいのときに使う。
何かと使う汎用性が高い表現ではあるものの、言うほど登場回数は多くなかった。
旅の目的はディズニーランド+ホテルであとはタクシーと空港くらいだったし、さらに食事はブュッフェが多かったので、何かお願いして出してもらったりお願いしたりするものってそんなに多くなかった。
5位:I'd like to〜
〇〇したいですの表現。
How can/do I〜?と続けてやり方を尋ねるときに使えるし、Could you〜?を続けて何か依頼するときにも使える。
I want toよりも丁寧な表現で使いやすい。
とっさに出てきたのがI want toでこれもそこそこ使ったけど…。
ただこちらも言うほど使用頻度は高くなかった。
やり方を調べるときは、キャストさんに聞くより先にググっちゃうし、ディズニーランドに限れば欲しいものもお願いして出してもらうより、列に並ぶことが多いからかな。
さいごに
こんな感じで、香港の多くの人たちの母語は広東語で、香港ディズニーランドでは日本語は通じないものの、英語で案内されており、かなり通じた。
英語に自信がなくても、会話する機会はそこまで多くないので大丈夫。
アトラクションやショーの内容が英語や広東語では全くわからない、というレベルだとあまり楽しめないかもしれないけれど。