虹はね、

なんでも置き場

本サイトはプロモーションが含まれています。詳しくはこちら

本を読む<2025.10-11>

前回の読書記録をアップしたとき、あまりにも自分が本を読んでいないことに驚いた。
「義務でもないし変な義務を負いたくもないので、今後も変わらず、ゆるゆるペースで行こうと思う。」とか書きながらも若干謎の悔しさがあった。

spica-mic.hatenablog.jp

というわけで、その後話題になっていたり、誰かにおすすめされて気になっていたりした本をいろいろ読んでみた。
今回の結論はやっぱり名著はすごい、です。笑

というわけで行ってみましょう

図解 コンサル一年目が学ぶこと

図解 コンサル一年目が学ぶこと

私は1年目でもコンサルでもないが、ポータブルスキルの棚卸しのために読んでみた。
「はじめに」の章で以下の通り記されており、決してコンサルティングのスキルについて言及したものではない。

本書は、社会人一年目からベテランまで普遍的に役立つスキルを身に着けてもらいたい、それも、一過性ではなく、何十年も生き続けるスキルを身に着けてもらいたいと思って書きました。

コミュニケーション、問題や課題に対する考え方、議事録やプレゼン資料などのドキュメンテーションなどホワイトカラーに共通して役に立つ技術と仕事に対する心の持ち方をあわせて50項目のスキルが紹介されている。

いずれも小手先テクニックではなく、かといって抽象的すぎず、新人でも実践してみようと思えそうな程度に具体性もあって、仕事に取り込んでいきやすそうなところがよい。

自己啓発の名著は、どうしても概念の説明か、逆に偉人などの狭い範囲の実例紹介のどちらかであることが多い。
そういう本は好きだけど、実践につなげるのはなかなか大変だ。

自分のためだけでなくて、仲間や後輩にこういうふうに仕事を一緒に進めていきたいんだってお願いをするための言語化にも繋がりそうな気がする。

童話でわかるプロジェクトマネジメント 第2版

PMBOK対応 童話でわかるプロジェクトマネジメント[第2版]

今現在はPMではないものの、仕事の都合で、PMBOKくらいは押さえておきたいなあと思って導入として手に取った。

PMPIPAプロマネ試験をすぐに受験したり、合格しなくてはいけないインセンティブも特にないので、イメージをつくっていければよく、専門用語の暗記も後回しでOKだった私にはこの本は良かった!

第2版は、PMBOK第7版*1にも対応している。

「プロジェクトマネージャーの桃太郎が〜」とか書いてあって間違いなくギャグに足を突っ込んでいるのだが、だからこそというべきか、流れや概念がスルッと頭に入ってくる。

童話のことを、主人公がプロジェクトに取り組むストーリーと捉えたことはこれまでなかったが、独自性はあるのだからプロジェクトで大事な要素をちりばめやすいのかも。
まあ期限は決まってないと思うんだけどね。

人を動かす

人を動かす 改訂文庫版

デール・カーネギーの名著である。

会社員になってから中堅に突入しつつある私にとって、「チームとして」とか「組織として」とかがキーワードとしてつきまとい、個人の成果よりメンバーをどう動かしチームとしての成果を最大化していくかが課題になってきたが、どうしてもやっぱり難しい。

コーチングの本なども読んできたが、やはりちゃんと腰を据えて取り組むならそのジャンルにおける名著には当たっておくべきだろうと、手に取ってみた。

人間関係にまつわる30の原則について、豊富な実例でその効果を示している。
すぐに実践できそうなものもある一方で、すぐできなさそうなこともあるので時々手に取って思い出しながら進めていきたい。

Wikipediaに30の原則が載っているし、著者がこの本で伝えたいメッセージはこの30の原則のほかにはないだろうと思うのだが、それを読んでもいまいち身にならない。
本書は伝えたいメッセージである30の原則を、読者である私に説得するために、本という形をとってその30の原則を実践しているという二重構成にもなっているような気がする。

にしても、原題 : How to Win Friends and Influence Peopleに対して、『人を動かす』という邦題をつけたひとは人を動かして、本を売るすべを心得すぎている。

完訳 7つの習慣―30周年記念版

完訳 7つの習慣 30周年記念版

7つの習慣』は自己啓発書の大ベストセラーで、1度は読んでおこうと思っていた。
今回は30周年記念版で手に取ったが、加筆部分はおまけ程度なので、初めて読むならどの版でも十分だろう。

内容は抽象的な部分も多く、どの章もハイレベルだ。
「習慣」と聞いて連想するような日常のちょっとしたルーティンではなく、人格や思考の基盤に関わる行動指針の集合体を「習慣」としているので重みがある。

第1の習慣「主体性である」も自分から発言するとか、積極的に行動するといった表面的なレベルではなく、自分の内面に深く向き合うことにまで言及している。
その深さには正直驚かされたが、同時に共鳴もした。大したことない若者のわたしだけども。

第3の習慣「最優先事項を優先する」では優先度と重要度で4つの領域に分けて、第2領域の大切さを説く。
自分を試みると、忙しさにかまけて、第2領域(重要だけど緊急ではないこと)を後回しにしてしまう自分の姿に気づかされる。
なんなら、気分転換や余裕つくりのつもりで第3領域(緊急だけど重要でないこと)をこなしてしまうこともある。
こうした日常の振る舞いを、自分の内面の習慣と照らし合わせて見直すきっかけになった。

全体を通して、どの章も実践は簡単ではない。だからこそ折に触れて読み返したいと思う。
読み返すたびに、自分の習慣や考え方を見直すきっかけになるんじゃないだろうか。

道をひらく

道をひらく

松下幸之助氏が自分の体験と人生に対する深い洞察をもとに綴った短編随想集で、昭和43年の発刊以来、累計568万部を超え、いまなお読み継がれる驚異のロングセラーだ。

見開きで読める短文で、詩のようにすっとはいりこんできて、心を温めたり考えさせたりする。

松下幸之助氏は超一流経営者なので、理想が高く、そしてそれを実現するための行動力もある方だ。
だからこそ書く文章は短いながらも力強くそして崇高だ。

魂を忘れたくないとき、そっと隣にあるといい本だなと思う。

さいごに

せっかくなら名著は一回読んでみないと…と今回は世界的なベストセラー中心だったのだが、あらためて売れる本には売れるだけのパワーがあり、読んでおくべきだなという思いを強くした。

今後もこのペースで続くかしら。乞うご期待。

前回はこちらから。

spica-mic.hatenablog.jp

*1:第6版までとは大幅に内容変更があった