この前オープンした美女と野獣“魔法のものがたり”、やっっっと乗ってきたので感想を。
ずっと新エリアどころかパークにすら近づけてなくて、ほんとに乗りに行けるまで長かった…!
アトラクションは逃げないし、これから何度も乗るんだろうけど、
”はじめての乗車”はこの1回だけなのでせっかくなので文章に残しておこうかなと。
当たり前のようにめちゃめちゃネタバレあるのでご注意ください。
それと絶賛するわけでも、悪く言うわけでもない文章になったので、どちらかを期待してる方もご注意ください。
新エリアとそびえたつ城
もうエリア全体がもう映画の世界。
朝の風景でベルが歩いてた町並みが広がり、少し離れたところにはモーリスのコテージ*1も。
ガストン夫人 ご冗談って歌声が聞こえてくるレベル。
そしてそんな町並みの向こうにはお城が。
もうこれだけでワクワクしてしまう。
素晴らしいQライン
エントリー抽選が当たったのは夜
お城も夜になると、スモークがたかれているのもあってなんかおどろおどろしい。
夜襲の歌の人々の気持ちでいざ城へ。
いやあ、ほんとうにQラインが素晴らしすぎる
建物に入ったらいきなり、あ、ここベルが野獣の手当てをした応接間だな、とか
とにかく映画のシーンが思い浮かぶ。
ただエントリー抽選だからか全然ガン見する時間がない。
列がぐんぐん進むので、写真撮る間もなくどんどん進んでいってしまう。
プレショーへ
そしてあれよあれよと列が進み、プレショーの部屋へ。
ここはお城の玄関口かしら。
映画本編と同じくステンドグラスのアニメーションから始まる。
ここは本当に映画そのまんま。映画好きにはたまらぬ。
そしていきなり野獣がオーディオアニマトロニクスで登場してびっくり。
そして「あの…どなたかいらっしゃる?」と、町娘のベルが反対側から登場。
野獣の姿を見て慄く。
これは映画のシーンそのままってほどではないけれど、いろんなシーンがギュッと詰まってる。
プレショーでこのクオリティ。恐るべし。
乗り場まで
そしてプレショーからライドの乗り場まではサクサク進んでしまうのだけれど、ここでも物語が進んでいる。
お城の住人たちがシルエットや声などで登場する。
「あの女の子が魔法を解いてくれるかも?」みたいな会話や、
野獣がベルを夕食に誘って断られるあのシーンが。
でもとにかく列がめちゃめちゃサクサク進むので全然ゆっくり見られないー!
(嬉しいんだか悲しいんだかわからない悲鳴)
そして乗り場はお城の厨房になっている。
なんかおなかが空いたベルを張り切ってもてなそうとする家臣たちのあのわくわくシーンが思い出された。
いざ、ライドへ
ライドは10人乗りのポット。
乗り込み、シートベルトを締めたらいよいよ本編がスタート。
で肝心のメインパートなんだけど、ひとりぼっちの晩餐会+愛の芽生え+フィナーレで映画の本編を追う、それ以上でもそれ以下でもなかったかなあ、というのが正直な感想。
もちろん乗り物であるポットは回るし生き生きと動くんだけど、その動き自体が楽しいってほどでもなかったし…。
美女と野獣のアニメーション映画自体が好きなので“魔法のものがたり”も楽しめたけれども、正直たとえば20年後に今のハニハン級の人気があるとは、うーんどうかしらね…と思ってる節もある。
まあ、シーンごとに順番に追っていこうか。
ひとりぼっちの晩餐会
まずはひとりぼっちの晩餐会から。
映画の中でも華やかでうきうきするシーン
曲に合わせてポットがベルのいる机の周りをぐるっぐるまわるのでちょっと忙しくて楽しい!
視線が動くようにポットの動きも計算されていて、ごちそうが出てきたところではやっぱり感動する。
そしてあのゴージャスなシャンデリアも降りてきてテンションも上がる。
今まで映像で見てたものが前でぶら下がってるなんてね。
愛の芽生え
つづいては愛の芽生えのシーン
名曲だよね。
でも10人乗りのライドが6台も入る広いスペースに、オーディオアニマトロニクス3体*2は寂しいかなあ。
この広いスペースの中でゆったりまわるんだけど、キャラクターから遠ざかるとちょっと困る、、、
オーディオアニマトロニクスはめちゃめちゃ技術力上がってるのは分かる。
フィリップとかめちゃめちゃかわいい。
ただ、ベルは事前に公式がちら見せしてた動画をみたときは「超リアル!技術力が高い!」と感動したけど、実物を見てみるとリアルを超えてちょっぴり不気味の谷っぽい。
フィリップみたいな動物や、スモワやシンドみたいな人形は良いんだけど、人はやっぱり難しいんだなあ。
ひとりぼっちの晩餐会のときはそこまで気にならなかったし、カリブの海賊のオーディオアニマトロニクスはすごいなあと思って見てるので暗ければあんまり気にならないのかもしれない。
きっと肌の質感のせいかなあと思ってるんだけどどうだろうか。
そして、ベルも野獣もその場で歌い上げるだけで、鳥に餌を上げたり、雪玉ぶつけるとかもないので、場面に動きがないので冗長さもある。
なんならふたりには物理的に距離があって、その場でお互いへの想いの変化を歌ってるだけ。
まあ愛の芽生えが名曲だし美しい歌声が響いてるので良いんだけどね。
いい感じの空気からの夜襲
歌唱シーンではない図書館プレゼントのシーンがないのはある程度想定内だったけど、あのボールルームでのダンスシーンがカットでいきなりバルコニーでたそがれててびっくり。
ベルは城を去らず、愛してるからのシーンもなく、いきなり襲撃者が!となる。
夜襲の歌そのものもカットで、ガストンも出ない。
ガストン、外ではかなり推されてるのに出てこなかったか…。
いやむしろ噴水だのレストランだのはアトラクションに出してあげられなかった償いなのか?
城下の人たちとお城の人たちが戦うシーンはほとんどなく、わりといきなり倒れてる野獣と傍らでベルが泣いてるシーンに。
このシーンは歌がないけれどわりとゆっくりめに見せてくれる。
そして野獣が王子に戻りラストシーンへ
ラストシーン
人間に戻った家臣たちに見守られて、ベルと王子が踊るフィナーレは一曲まるごと。
ボールルームのダンスシーンカットなのはここをじっくりやるからだったのか!
私はあのボールルームのシーン、特に表題曲の部分が本当に大好きで、なんなら世界で一番美しいアニメーション映像なんじゃないかと思ってるレベルで大好きなので一安心。
ベルと王子はその場でくるくる回って踊ってるだけだし(その上なぜか中央ではない)、
家臣たちはルミエール、コグスワース、フェザーダスト、ポット夫人、チップ、わんちゃんの5人+1匹しかいないうえに壁際でニコニコしてるだけなので、ちょっとスカスカ感は否めないが
ボールルームのシーンの中でも天井にくわっと視点を持っていくのがかなり印象的だと思うので、めちゃめちゃ天井みてた。
なんなら約2分間天井ばっかり見てる不審者だった。
天井に描かれた天使たちや、
あのシャンデリアが現実に存在してて感動した。
映像でみたものが目の前に存在してると感動しがち。
そしてライドの降り場に映画のラストと同じステンドグラスがあって、おしまい。
最後のボールルームで家臣たちが5人+1匹しかいないのはここに合わせてたのかな。
物語に引き込む力はさすがディズニー
総評みたいになるんだけど、やっぱり物語に引き込む力がすごい。
ライド自体はいきなりひとりぼっちの晩餐会のシーンから始まるわけだけれども、それに唐突さを感じさせないQライン含めたエリアづくりとプレショー。
エリアを歩いてると朝の風景のシーンが楽しめて、モーリスのコテージがFP発見所になっていて、お城の中に入って、プロローグのステンドグラスの映像を見て、ベルと野獣が出会って野獣の姿におののいて、夕食に誘われるけどいやよ!っていう一連のストーリーを乗り場にたどり着くまでに追えてしまう。
それにラ・タベルヌ・ド・ガストンに行けば強いぞ、ガストンのシーンの雰囲気も楽しめる。笑
もちろんガストンからの求婚のシーンやパパの身を案じたりするシーンなど終えてない部分もあるんだけど、それでもこれだけの制約の中で、ひとりぼっちの晩餐会のシーンより前の物語のあらすじぐらいは追える。
こういうのはピノキオのアトラクションでもあるんだけど、あっちはピノキオエリアって程のものはないのでトイレのところの壁画だのトイレ前の噴水だの割と教えてもらわないと気付きにくいけれども、美女と野獣のほうは物語が追いかけやすい。
そういう細かい仕掛けがディズニーはやっぱりうまい。
ディズニーのアトラクションの好きな部分の一つ。
最後に
というわけで初めてのニューファンタジーランド&新アトラクション行ってきました。
実はラ・タベルヌ・ド・ガストンもいけたのだけど、それはごはんログのほうにでも書く予定。
ショップにはまだ入れてなくて、ベルが本を借りるあの場所をまだ見られてないのと、なによりフォレストシアターがオープンすらできてないのが残念だけど、新エリアは逃げないので気長に待とうと思う。